住宅街&集落一覧

有名な“車のおもちゃ”を見に埼玉県飯能市「白岩集落」へ、まさかの野生動物と遭遇

埼玉県秩父市にある浦山ダム周辺の廃集落シリーズ第8弾。 このシリーズも今回が最終章となります。 前回の有坂集落の探索から約1年、最後の廃集落に訪れました。 今回のシリーズで唯一、秩父市ではなく飯能市にある廃集落です。 埼玉県飯能市 白岩集落 有坂集落へアタックする秩父市側の県道73号線から登山道を進むと、 飯能市側の県道73号線に繋がる少し手前で今回の目的地である「白岩集落」に到着します。 今回訪れる白岩集落は、上白岩地区と下白岩地区の2つに分かれています。 当時は上白岩地区・下白岩地区あわせて約30軒ほどの住宅が集まっていたそうですが、廃集落となった現在はどのくらいの住宅跡が残っているのか訪ねてみました。 JFEミネラル武蔵野鉱業所「武蔵白岩鉱山」跡地 白岩集落に車で訪問する場合は飯能市側からアクセスします。 飯能市側の県道73号線の行き止まりまで進むと、何やら大きな遺跡のような跡地が姿を現しました。 ここは2015年3月末まで、JFEミネラル武蔵野鉱業所「武蔵白岩鉱山」がありました。 石灰を採掘していた工場で、ナローゲージのトロッコが走っていたことで一部で有名な鉱山でした。 ⇒ 武蔵野鉱業所「武蔵白岩鉱山の閉山について」[PDF] 現在は工場のほとんどの建物が解体・撤去されていますが、その跡地が遺跡のようで、今回の目的地ではないもののワクワク感が漂ってきます。 さて、白岩集落に行くには登山道を登っていくのですが、その入口に「白岩集落跡」についての説明が書かれた看板が設置されています。 これを読むと、白岩という地名はその名の通り「白い岩・石灰岩が周囲にあるため」に名づけられたそうです。また、時代の変化とともに昭和60年以降、廃集落になったとも書かれています。 登山道を少し進むと、鉱山でトロッコが走っていた名残を見ることができました。 「あの線路の先はどうなっているのだろう」 ワクワクしちゃいます。 白岩集落 下白岩集落(第一ポイント) 登山道を登り始めて10分弱、白岩集落の第一ポイントである下白岩集落に到着しました。 到着して一番最初に目に飛び込んできたのがこちらの廃屋です。 手前の小屋の正体は不明ですが、浴槽があるのが見えます。 さすがにお風呂ではないと思いますが...。 開いてる窓から部屋の中を拝見。 家具などの生活用品はそのまま残っていました。 ところどころ真新しい缶ジュースの空き缶が転がっていましたが、ハイカーや探訪者が残していった物でしょう。ゴミはちゃんと持って帰りましょう。 玄関にはすぐ手前に2階へ上がる階段がありました。 昔の家はどこも簡易的な階段が多い印象で、特に降りるときの階段が大変そうに思えます。 天井に吊るされたモンペがどこか懐かしさを感じさせます。 おじいちゃんの家に行くと、よく同じような感じで洗濯物がかかってました。 日本赤十字社 社員。 家の前には苔に覆われたスニーカーが落ちていました。 お隣の2軒目です。 植物に侵食された形跡があり、廊下や室内も荒れ果てていました。 玄関の横にお風呂場があります。 昔の家は雨の日でも一度外に出ないと風呂場に行くことができない物件が多く、さぞかし大変だったことでしょう。 白岩集落 上白岩集落(第二ポイント) 続いて白岩集落の第二ポイントである上白岩集落へ向います。 下白岩集落からさらに登山道を進むこと約10分、開けた場所に出ました。 ここが上白岩集落です。 この場所には廃屋が4軒残っていました。 到着してまず目についたのがこちらの消火栓。 レトロなデザインと土台についた苔が非常にマッチしていて目を引きました。 4件のうち1件はご覧の通り既に倒壊していて内部を見ることはできません。 事前の情報でこの辺りに「しらとり」というお土産屋さんが存在していたそうなのですが、辺りを見ても見つけることはできませんでした。もしかしたら、この倒壊していた建物が「しらとり」だったのでしょうか。残念です。 その倒壊した建物の隣にあったこちらの住宅。 土砂が家の中まで入り込んできて酷い有様になっていました。 別の角度から。よく倒壊せずに残っていたものです。 こんなのが突然流れてきたらたまったもんじゃありません。 外にあった物置小屋。 大黒様と恵比寿様がいらっしゃいました。 家の前にはラジコンカーも。 庭には古びたブランコがありました。 このブランコ、白岩集落ではちょっぴり有名人。 有名な “車のおもちゃ” を発見、名前はスモールバード 続いての物件を見てみましょう。 比較的しっかりと残っていそうなお宅です。 奥のほうが少し崩れていましたが近づいてみます。 お、あれは...! あの丸いフォルムは間違いない。 ついに出会えた! 僕はキミの存在を知ったときからずっと会いたかったのだ。 この白岩集落一番の目玉と言ってもいいほど ネット検索すると必ず出てくるこの車のおもちゃ。 数年越しの出会い。 これが見れただけで僕はもう大満足! このおもちゃの車を見るためだけに白岩集落に訪れるという方もいるくらい、ネット上の廃墟マニアの間では有名になっているほどの代物です。 私はこの車を見ながら、この場所でしばらく余韻に浸っておりました。 ちなみに、この玩具の名前は「スモールバード」というペダルカーで、1960年代に株式会社モーリから発売されたブリキの玩具です。 さて、部屋の中も覗いてみます。 建物の外側はしっかりしているように見えましたが、案の定部屋の中は荒れ放題。 スモールバードの他に、これといった残留物は見つかりませんでした。 壁の奥に見える石垣、この廃屋の裏手には登山道が続いています。 何も知らずに歩いていて、突然廃集落が現れたらビックリしそうですね。 建物の裏側はボロボロでした。 野生の鹿「ニホンジカ」に遭遇 さて、今回の探索中に上白岩地区で野生の鹿に遭遇しました。 以前訪れた冠岩集落など廃集落探索では鹿の糞を見かけたことがありましたが、実際に野生の鹿と遭遇したことは無く、今回が初めての遭遇となりました。 遭遇時、鹿さんはお食事中だったようでこちらの気配に気が付いたものの慌てて逃げる様子はなく、お食事を続けていたのでその様子を何度か撮影することができました。 探索用の広角レンズから急いで望遠レンズに付け替えて、鹿さんのお食事タイムの撮影タイム。 今まで飯能市内や秩父市内を車で移動中に鹿と遭遇したことも何度かありましたが撮影できた機会は無く、今回比較的近い距離で初めて撮影することができました。思わぬ収穫をGET。 探索中に鹿などの野生動物と遭遇した場合は充分に注意してください。刺激を与えると威嚇のため攻撃をしてくることがあります。 映像で見る白岩集落探索 今回の探索の様子を映像でご紹介いたします。 鹿さんの食事風景も見られます。あわせてご覧いただけると嬉しいです。 下白岩地区の映像 上白岩地区の映像 あわせて読みたい【秩父市周辺の廃集落】 埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落(嶽集落)」と「十二社神社」 石垣に生える青々とした苔が神秘的、埼玉県秩父市「茶平集落」 「栗山集落」 埼玉県秩父市、90年代を最後に人がいなくなった残留品のある廃集落 急斜面に建ち並ぶ廃屋郡、埼玉県秩父市「山掴集落」 熊の爪痕が残る廃集落、埼玉県秩父市「冠岩集落」 ダムの底に沈んだ廃集落、埼玉県秩父市「寄国土集落」 電気料金未払いの家が1軒あるだけの集落、埼玉県秩父市「有坂集落」 新緑に包まれる有名廃村、埼玉県秩父市「小倉沢集落」(秩父鉱山/日窒鉱山/ニッチツ鉱山)

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電気料金未払いの家が1軒あるだけの集落、埼玉県秩父市「有坂集落」

埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の廃集落シリーズ第7弾です。 このシリーズもいよいよ終盤となりました。 以前ご紹介した茶平集落ですが、この茶平集落のさらに奥には登山道が続いています。 倒木を掻き分けながら登山道をしばらく進んでいくと、今回の目的地「有坂集落」に到着します。 埼玉県秩父市「有坂集落」 山の上の、少し開けた場所に1軒だけの廃屋が姿を現しました。 これまでも色々見てきた、昔ながらの木造建築のお宅です。 近づいてみると...。 玄関の扉に、なにやら多くの請求書が挟まっていました。 よく見ると、電気料金の請求書のよう。 この日、この場所にたどり着くまで相当の体力を消耗しました。 料金請求のため、毎月険しい道を何度も行き来した電気会社の方も相当苦労されていたのではないでしょうか。電気料金を払ってもらおうとしたその苦労は残念ながら報われなかったようです。 そんな玄関の横に、例のやつがありました。 玄関からは室内の様子が伺えました。 床が抜け、荒れ果てた室内には動物の糞のようなものも転がっていました。 壁や窓ガラスの一部が壊れ、木片が散らかる室内。 仕事で使っていたと思われる道具もいくつか発見しました。 こちらは台所。 フライパンや流し台の一部が残っていました。 台所脇から見た外の景色。 山の上で大自然に囲まれ、心地よい風が吹き抜けていました。 この集落に建っていた家はこの1軒のみでした。 元々1軒だけだったのか、それとも1軒だけになってしまったのか詳細は分かりませんが、当時住んでいた方の近所付き合いというものはあったのでしょうか。 山の中に隠れるように建っていたこの家はどこか寂しげに見えました。当時住んでいた方は、周りに家が無く寂しくはなかったのでしょうか。それとも、この様な環境がお好きだったのでしょうか。または、仕事柄仕方なく...といった感じだったのでしょうか。 この集落も、また、当時の様子が気になる集落でした。 あわせて読みたい【秩父市周辺の廃集落】 埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落(嶽集落)」と「十二社神社」 石垣に生える青々とした苔が神秘的、埼玉県秩父市「茶平集落」 「栗山集落」 埼玉県秩父市、90年代を最後に人がいなくなった残留品のある廃集落 急斜面に建ち並ぶ廃屋郡、埼玉県秩父市「山掴集落」 熊の爪痕が残る廃集落、埼玉県秩父市「冠岩集落」 ダムの底に沈んだ廃集落、埼玉県秩父市「寄国土集落」 有名な“車のおもちゃ”を見に埼玉県飯能市「白岩集落」へ、まさかの野生動物と遭遇 新緑に包まれる有名廃村、埼玉県秩父市「小倉沢集落」(秩父鉱山/日窒鉱山/ニッチツ鉱山)

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ダムの底に沈んだ廃集落、埼玉県秩父市「寄国土集落」

埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の廃集落シリーズ第6弾です。 浦山ダムが建設される以前に「寄国土集落」という集落がありました。 しかし、現在は浦山ダムの底に沈んでしまい見ることはできません。 浦山ダムの南側に獅子舞をモチーフにした「寄国土トンネル(ゆすくどトンネル)」というトンネルがあります。そのトンネルの近くに集落の跡地が存在するのですが、そこが今回の目的地です。 埼玉県秩父市「寄国土集落」 ネットで調べた限り、この集落の情報はほぼ無く詳細は分かりませんが、この集落を寄国土集落の一部だと仮定してご紹介いたします。 寄国土トンネルの北側。 トンネル全体を使って獅子舞の口に吸い込まれていくようなデザインになっています。 寄国土トンネルの南側。 こちらのデザインは獅子舞の姿を壁面に描いたデザインになっています。 北側のトンネル脇に階段があります。この階段を上ったところに廃屋が数件建っているのですが、その手前の開けたスペースに炬燵と冷蔵庫の残骸が置いてありました。 山に入ること数分、1軒目の廃屋が現れました。 比較的小さな物件のようです。 物が色々と散乱していてよく分かりませんでしたが、水道があったので台所として使っていたものと思われます。ヘルメットがありますが、これを被って林業をしていたのでしょうか。 屋根が崩れていました。 隣は畳の部屋でした。居間として使っていたものと思われます。 窓際には焼酎のボトルと、レトロな柄のコップが置いてありました。 暗闇の窓際、どこかお洒落な感じをかもし出していました。 2つの建物を引きで見るとこんな感じ。 近くには流し台の残骸がありました。 何かの骨も落ちていました。 続いて2軒目。 木と木の間をぬって建てたような場所に佇んでいました。 割れたガラスの隙間から失礼すると、どうやらそのまま倉庫として使われているようでした。 冷蔵庫や洗濯機がそのまま残っているのが確認できました。 こちらの物件は最近建てたような感じに綺麗な外観でした。 電気メーターが回っていたので何かの作業小屋として使われているのでしょう。 この集落から見える浦山ダム。 このダムの底には正真正銘の寄国土集落が眠っています。ネットで検索しても当時の様子を撮影した写真はあまり見つけることができませんでした。 過去の情報も、現在の様子も確認できないもどかしさ。この集落に住んでいた人たちがどのような生活をしていたのか、興味を持っている今日この頃です。 あわせて読みたい【秩父市周辺の廃集落】 埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落(嶽集落)」と「十二社神社」 石垣に生える青々とした苔が神秘的、埼玉県秩父市「茶平集落」 「栗山集落」 埼玉県秩父市、90年代を最後に人がいなくなった残留品のある廃集落 急斜面に建ち並ぶ廃屋郡、埼玉県秩父市「山掴集落」 熊の爪痕が残る廃集落、埼玉県秩父市「冠岩集落」 電気料金未払いの家が1軒あるだけの集落、埼玉県秩父市「有坂集落」 有名な“車のおもちゃ”を見に埼玉県飯能市「白岩集落」へ、まさかの野生動物と遭遇 新緑に包まれる有名廃村、埼玉県秩父市「小倉沢集落」(秩父鉱山/日窒鉱山/ニッチツ鉱山)

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熊の爪痕が残る廃集落、埼玉県秩父市「冠岩集落」

埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の廃集落シリーズ第5弾です。 今回は「冠岩集落(かむりいわ集落)」に訪れました。 埼玉県秩父市「冠岩集落」 秩父側から県道73号線を車で進んでいくと 林道「広河原逆川線」と分岐するあたりで車両通行止めとなります。 左に行くと県道73号線、右に行くと林道「広河原逆川線」。 通行止めとなる場所には「上名栗への車両通行不可」という看板も設置されており、この上名栗方面に進むと、今回の目的地である「冠岩集落」があります。 この場所から歩いて15分程度、ハイキングコースを登っていきます。 道中、熊と思われる動物が剥いだであろう、こんな木を数本見つけながら歩いていくと、今回の目的地に到着しました。 木々に囲まれた木造住宅。 遠めから見ると、まだ人が住んでいるかのような雰囲気。 近づいてみると、廃屋でした。 でも廃屋とは思えないくらいきれいな状態でした。 軒先にある電球の笠が外れて、ちょっぴりマヌケな姿に。 母屋の横にあった物置兼トイレ。 湯船や洗濯機が置いてありました。 湧き水?水道? 以前はホースから水が出ていたそうですが、訪れたときは水は出ていませんでした。 この場所でお米を研いでいたのでしょうか。 こんな釜で炊くお米を久しく食べていませんが、なんだか食べたくなってきました。 2軒目のお宅。 先ほどのお宅とは違い、少々荒れた状態。 囲炉裏の灰が飛散したのか床が真っ白。 いたるところに動物(鹿?)の糞が転がっていました。 建物の横に周りました。 こちらの部屋は台所だったのでしょうか、冷蔵庫と食器が散乱しています。 1軒目との位置関係はこんな感じ。 続いて母屋の横にあるトイレ。 今までの集落でもそうでしたが、トイレが外にある家が多いですね。 おや、怪しい目がこちらを見ています。 探索中に見つけた怪しげなペットボトル。 諸行無常と書かれた裏には何やら別の文章がずらっと書いてありました。 廃集落となってから枝打ちが行われなくなったのでしょうか。 枝が伸び放題の状態の場所がありました。このような状態ははじめて見ました。 こんなお花も咲いていました。かわいい。 3軒目は完全に屋根が落ち、倒壊していました。 すぐ横には土に埋もれたホンダのカブ。 撮影しているとオレンジ色の木漏れ日が差し込んできて、言葉にはできないけれど素敵だなと感じる1枚が撮れました。 調べてみたところ、1958年(昭和33年)頃に製造されたスーパーカブC100という車種のようです。 この場所から見下ろすと2軒目の家が建っています。 この集落では母屋を3軒確認することができました。そこまで大きい集落ではなかったようです。写真でご紹介したように3軒ともすぐ近くに建っており、もしかしたら一族で暮らしていたのでしょうか。 あわせて読みたい【秩父市周辺の廃集落】 埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落(嶽集落)」と「十二社神社」 石垣に生える青々とした苔が神秘的、埼玉県秩父市「茶平集落」 「栗山集落」 埼玉県秩父市、90年代を最後に人がいなくなった残留品のある廃集落 急斜面に建ち並ぶ廃屋郡、埼玉県秩父市「山掴集落」 ダムの底に沈んだ廃集落、埼玉県秩父市「寄国土集落」 電気料金未払いの家が1軒あるだけの集落、埼玉県秩父市「有坂集落」 有名な“車のおもちゃ”を見に埼玉県飯能市「白岩集落」へ、まさかの野生動物と遭遇 新緑に包まれる有名廃村、埼玉県秩父市「小倉沢集落」(秩父鉱山/日窒鉱山/ニッチツ鉱山)

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急斜面に建ち並ぶ廃屋群、埼玉県秩父市「山掴集落」

埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の廃集落シリーズ第4弾です。 今回は「山掴集落」に訪れました。 その名の通り、“山を掴んだ”ような場所にある集落ということで「山掴集落」という名前が付けられたといいます。 ゲーム「SIREN」のモデルにもなったと言われている廃集落の一つでもあります。 山掴トンネルから歩いて10分程度の山中に比較的広範囲にわたって家が建っています。 SIREN公式サイト 埼玉県秩父市「山掴集落」 最初に見えてきたのがこちらの物件。 所々食器が散乱しており、土壁がポロポロと剥がれかかっている状態です。 母屋とトイレの高低差。 急斜面に建っているのが一目瞭然です。 家の中には机が置いてありました。 続いて2軒目。 昔ながらの木造建築というよりかは、比較的新し目の物件。 母屋の向かいにあるこちら。 中には薪風呂がありました。 隣の部屋にはトマトの冷蔵庫。 そして外にはイチゴ。 冷蔵庫の前にはジュースの瓶がケースごと置いてありましたが、中身の入っている未開封の瓶が数本熟成されています。 外から見た感じ母屋にはコレといって特に無く。 黒電話を保留するときに使うオルゴールが置いてあったくらいでしょうか。 3軒目。 押入れの中から誰かがこちらを見ています。 部屋の片隅にはお人形。 そして骨。 隣の部屋にはダルマと鞠が転がっていました。 味のある赤いテレビを発見。 懐かしさを感じさせる素敵な空間です。 窓越しに見る緑ある景色。 魔法使いが出てくるアニメで誰もが一度は見たことのある様な“木のお化け”みたいな木。 我々が来るのを拒んでいるのでしょうか!? そんなこと思っていると「生首」を発見。 マネキンがあると大抵の場合先客によって悪戯されていますね。(やめてください!) 4件目~。 この場所は今までの3軒とは少し離れた場所にあるのですが見ごたえ抜群でした。 青々とした苔に包まれる姿は、なぜ、美しいのでしょうか。 後ろのタイルから察するにお風呂場だったのでしょう。 裸になった電球が風に噴かれてゆっくりと揺られていました。 この集落一番の見所でした。 横に連なる廃屋郡。4~5軒が並んでいます。 上の写真に写っていたトロフィーの一番上。 なんの競技だったのでしょうか。文字も消えていたので、謎解きヒントはこれだけ。 焼き物でできた何かの顔。 ご利益がありそうな顔をしてらっしゃいます。 このお宅の住人は車がお好きだったようです。 途中、こんな感じで崩れていました。 壁の無くなったキッチン。 「今日のお夕飯は葉っぱのお味噌汁よ~」 ドアノブ。 勉強部屋を発見。 深夜にラジオを聴きながらテスト勉強を頑張っていたのでしょうか。 置いてあるダルマに目が書かれているので、無事に高校合格?大学合格できたのかな。 水に濡れて剥がれるドア。 中をのぞくとキッチンでした。ドアはお勝手口だったようです。 流し台のポットがレトロでいいですね。 向かい側には小屋がありました。 何の部屋なのかはよくわかりません。 この集落にはちょっとした広場みたいなところがありました。 そこには大型の廃バイクが止まっていました。 きっとあの家に住んでいた、車好きな方のバイクでしょう。 また、すぐそばにはボロボロの自転車が立てかけてありました。 現在はそんな面影はありませんが、この場所に自転車やバイクがあるということは、私達がここにたどり着くまでに通ってきた道は、当時はもっと広く、歩きやすい道だったことでしょう。 ここまでいくつかの集落を巡ってきて、山奥にある物件を尋ねるとき、その物件に人がいなくなってからどのくらいの時間が経過したのか、道を歩いているだけで時の流れを感じるようになりました。 あわせて読みたい【秩父市周辺の廃集落】 埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落(嶽集落)」と「十二社神社」 石垣に生える青々とした苔が神秘的、埼玉県秩父市「茶平集落」 「栗山集落」 埼玉県秩父市、90年代を最後に人がいなくなった残留品のある廃集落 熊の爪痕が残る廃集落、埼玉県秩父市「冠岩集落」 ダムの底に沈んだ廃集落、埼玉県秩父市「寄国土集落」 電気料金未払いの家が1軒あるだけの集落、埼玉県秩父市「有坂集落」 有名な“車のおもちゃ”を見に埼玉県飯能市「白岩集落」へ、まさかの野生動物と遭遇 新緑に包まれる有名廃村、埼玉県秩父市「小倉沢集落」(秩父鉱山/日窒鉱山/ニッチツ鉱山)

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「栗山集落」 埼玉県秩父市、90年代を最後に人がいなくなった残留品のある廃集落

埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の廃集落シリーズ第3弾。 今回は「栗山集落」に訪れました。 埼玉県秩父市「栗山集落」 道路からすぐの場所にある、こちらの集落。 車で訪れるならアクセス良好の物件です。 外にかかっている温度計を発見。 今日の気温は何度かな? 草の中に埋もれる洗濯機。 よく見るとトヨタ製の洗濯機でした。 トヨタが洗濯機を作っていたことがあったとは驚きました。 玄関から失礼。 すぐ目の前には台所がありました。 家電も食器もそのまま残っています。 木造家屋の立派なお宅。 こういう雰囲気、大好きです。 神社のお札。 外に放置されたブラウン管テレビ。 デザインからして相当昔のテレビなのでしょう。 住宅前に置かれた自転車。 室内には足踏みミシン(台のみ)がありました。 反対側に周って玄関から。 これぞ昭和のリビング、といった具合に家具が配置されていました。 郷土館などの展示で配置されているような感じですね。 玄関の片隅に置かれていた鍵。 サビ具合とクモの巣が時間の経過を物語っています。 こちらにも立派なお宅を発見。 家の廊下から見えているのはミシン台。 こちらは台だけではなくミシンも残っていました。 いい感じに錆びていた洗濯機。 洗濯機の足元には「アサヒ靴」と書かれたホーロー看板。 ビール瓶と招き猫が置かれたリビング。 このプレート、前回訪れた茶平集落でも見かけました。 こちらの廃屋は一部が崩落しかけています。 よい町は私の小さな奉仕から。 こちらは玄関に何か置いてありますね。 「2000年、シドニーがやってくる。」 シドニーオリンピックのチラシでした。 あれから17年、時が経つのは早いものですね...。 こちらの栗山集落は立派な物件が多く残っています。 続いての物件も立派なもの。 手前の廃屋は支柱が支えきれなくなったのか、倒壊して崖下に落ちていました。 この廃屋の横もすぐ崖になっていて、よく見ると玄関が浮いています。 崩れてしまうのも時間の問題でしょうか。 玄関から。 こちらも残留品が多く残っています。 女性が彫られた何か。 「開局記念 秩父テレビ中継局」と書かれた温度計。 探索当日は小雨がぱらつく天気で肌寒く感じました。 正確なのかは分かりませんが温度計は 15℃ を示しています。 こちらは荒れていました。 動物の糞が落ちていたので、動物の住処にでもなっているようです。 苔の生えた三輪車を発見。 これは、あれですか。 ここから喋ると別の出口の前にいる人と会話ができるあれですか。 見てください、この開放的なボットントイレ。 サッポロビールの瓶。 栗山集落にはいろいろな瓶が転がっていました。 家のそばにあった祠。 栗山集落を最後まで見守っていたことでしょう。 栗山集落はこんな山の中にひっそりと佇んでいます。 どこからともなく聞こえてくる動物の鳴き声。 秩父廃集落の探索に来ると毎回必ず猿を見かけます。 訪れる方はご注意を。 (探訪日:2017年) あわせて読みたい【秩父市周辺の廃集落】 埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落(嶽集落)」と「十二社神社」 石垣に生える青々とした苔が神秘的、埼玉県秩父市「茶平集落」 急斜面に建ち並ぶ廃屋郡、埼玉県秩父市「山掴集落」 熊の爪痕が残る廃集落、埼玉県秩父市「冠岩集落」 ダムの底に沈んだ廃集落、埼玉県秩父市「寄国土集落」 電気料金未払いの家が1軒あるだけの集落、埼玉県秩父市「有坂集落」 有名な“車のおもちゃ”を見に埼玉県飯能市「白岩集落」へ、まさかの野生動物と遭遇 新緑に包まれる有名廃村、埼玉県秩父市「小倉沢集落」(秩父鉱山/日窒鉱山/ニッチツ鉱山)

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石垣に生える青々とした苔が神秘的、埼玉県秩父市「茶平集落」

埼玉県秩父市の浦山地区に多数ある集落跡地。 浦山ダムの周りには人のいなくなった集落跡地、いわゆる廃集落が8箇所程度存在しています。山の中に位置するため高齢化に伴う過疎化から、住民たちは山を降り、その結果廃集落となった場所がほとんどのようです。 県道73号線を走行していると、獅子舞の口に吸い込まれるような迫力あるデザインの寄国土トンネルが姿をあらわします。 この寄国土トンネルは浦山ダムの建設に伴い、迂回路として建設されたトンネルです。寄国土というのは、浦山ダムの底にはダムの建設によって水没した集落が存在し、その集落の名前にもなっています。 また、ここ浦山地区は「獅子の里」と言われ、浦山大日堂(昌安寺)の縁日に獅子舞が舞われています。そのため近辺の集落では獅子舞のイラストやオブジェクトなどを目にする機会があります。 そんな寄国土トンネルを抜けると、すぐ左側に林道茶平線の起点があり、ここから坂道を登っていくと今回の目的地である「茶平集落」に到着します。 埼玉県秩父市「茶平集落」 緑色の苔が生えた石。 立派な石垣の上に佇む廃屋が姿をあらわしました。 石垣は青々とした苔で包まれています。時が止まった空間に入り込んだと思った瞬間です。 いろいろ探索してみます。 冷蔵庫と三ツ矢サイダーのケースに入ったビン。 家の中はご覧の通り、荒れておりました。  縁側に放り出された雑誌類。 足元にはオレンジジュースの空き缶が転がっていました。 飲み口がこのタイプの缶は今では見なくなりました。 色々な廃墟サイトで見かけたことのあった掃除機。 この掃除機を見つけたとき、有名人に出会えた、そんな感覚になりました。 色の褪せたダルマさん。 三輪車。 別の家も見てみましょう。 昔ながらの日本家屋といった佇まい。 ハンドル付き洗濯機がありました。 ハンドルを回して洗濯の終わった服を脱水するんですよね。 縁側に放り出されたタンス。 その引き出しには年賀状などの手紙類が残されたままになっていました。 最後にもう一軒。 玄関に貼られた会員マーク。 昔の家にはこの類のプレートやシールが貼ってあるのをよく見かけます。 錆びて傾く郵便受け。 廣貫堂の薬箱。 年代モノ発見です。 廣貫堂の薬箱は色々な種類があるそうで、アンティークとしてコレクションしている方が多いのだとか。調べてみたところ写真の薬箱は“昭和30年代”頃に作られたもののようです。 さらに、この家には面白いものがありました。 それは、なんと...。 壱万円札。 が描かれた湯のみでした...! さすがに本物ではありません。 きっと誰かが立てて置いたのでしょう。 石けん類のボトルなどが散乱している縁側にポツンと立っている姿を見つけたときには笑ってしまいました。 集落跡を探索していると、当時の集落の様子やそこで生活していた方々の歴史が見えてくるだけではなく、時には懐かしさを感じるモノに出会えたり、面白さや驚きのあるユニークなモノを発見できたりと、新たな発見につながる場面に遭遇します。 “廃”的な美しさを見つけるだけでなく、そういった新たな発見ができるのも、集落跡を探索するまた一つの楽しみになっています。 (探索日:2017年) あわせて読みたい【秩父市周辺の廃集落】 埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落(嶽集落)」と「十二社神社」 「栗山集落」 埼玉県秩父市、90年代を最後に人がいなくなった残留品のある廃集落 急斜面に建ち並ぶ廃屋郡、埼玉県秩父市「山掴集落」 熊の爪痕が残る廃集落、埼玉県秩父市「冠岩集落」 ダムの底に沈んだ廃集落、埼玉県秩父市「寄国土集落」 電気料金未払いの家が1軒あるだけの集落、埼玉県秩父市「有坂集落」 有名な“車のおもちゃ”を見に埼玉県飯能市「白岩集落」へ、まさかの野生動物と遭遇 新緑に包まれる有名廃村、埼玉県秩父市「小倉沢集落」(秩父鉱山/日窒鉱山/ニッチツ鉱山)

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埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落・嶽集落」と「十二社神社」

埼玉県秩父市にある浦山ダム周辺には多くの集落が存在しています。 かつては多くの人たちで賑わっていた浦山の地ですが、現在ではその多くが人のいない廃集落となってしまっています。かろうじて人の住んでいる集落もありますが、高齢化や住みにくい土地が原因で過疎化が進行しているようです。 「岳集落・嶽集落」と「十二社神社」 今回訪れたのは、そんな廃集落のうちの1つである「岳集落・嶽集落」です。 この集落の中には現在でも現役の「十二社神社」という神社も建っていて、他の集落とは違い、そこそこ人の出入りがあるようです。 ホラーゲーム「SIREN(サイレン)」のモデルになった場所 SIREN公式サイト この岳集落・嶽集落は、「PlayStation2」用ソフトのホラーゲーム「SIREN(サイレン)」に出てくる「羽生蛇村(はにゅうだむら)」のモデルになった集落の1つとしても有名で、ファンの方も頻繁に訪れている比較的マイナーな廃集落となっています。 また、岳集落・嶽集落とは別に同じく秩父市内にある廃集落「山掴集落」も「SIREN(サイレン)」のモデルとなった集落と言われています。 2017年に「山掴集落」の探索も行いました。その時の「山掴集落」の様子を記録した記事を以下に貼っておきますので、こちらも是非ご覧ください。 埼玉県秩父市「岳集落(嶽集落)」 浦山公民館付近には今も現役である集落「日向集落」があり、その日向集落にある「日向公会堂」付近から岳集落へ向かう山道が続いています。この山道を歩いている途中、みかんを食べている野生の猿を数匹目撃しました。(こちらの存在に気が付き猿は逃げていきましたが、もし出会った時は刺激を与えないようにしましょう。) しばらく山道を歩くと、今回の岳集落の目印となる「練馬区青少年キヤンプ場」が左手に見えてきます。この場所から200メートルほど進むと今回の目的地である岳集落に到着します。 岳集落・嶽集落を写真撮影する 岳集落・嶽集落に到着し、一番最初に目に入ってくる廃屋。 屋根が崩れ、今にも崩れ落ちそうな気配。 壁も無くなり、廃屋というより解体現場のような感じ。 でも、空気や雰囲気は全く違う。 この家の住人はどのような生活をしていたのだろう。 釜戸で炊いたご飯、ぜひ食べてみたい。 隣接している蔵も壁が崩れかかっています。 車輪のようなこの道具は何に使うモノなのでしょうか。 外に散乱する窓ガラス。 木造建築の立派なお宅。 こちらは“まだ”原型を留めておりました。 こちらのお宅では当時最新鋭の電気釜を使っていたようです。 どんな料理を作っていたのかな? 戸に残る割れたガラス。 危険ではあるけれど、この割れたガラスがまた一段と廃屋にいい味を出してくれる。 こちらは玄関でしょうか。 中を覗くとテレホンガイドがありました。 「日本電信電話公社」(現・NTTグループの前身です) よく見ると「昭和51年10月1日現在 昭和52年2月1日発行」と書かれています。 あたり一面に生える緑色の苔が美しい。 高価であろう桐ダンスも、壁や屋根と一緒に散乱しています。 今回、残留品といえるようなものはほとんど無く、今までに写真で紹介したものが殆どでした。 自転車とリヤカーの残骸。 この自転車についているマーク、私が小学生の頃、じいちゃんの家で見かけた記憶があり懐かしく感じました。 集落の隅の方にある蔵。 壁も崩れ落ち、今にも倒壊しそうなくらい傾いています。 蔵の中には農作業道具が少し入っていました。 蔵の土壁の中には竹が埋め込んであること、これの様子を見て始めて知りました。 取って付けたような水道。 岳集落・嶽集落の六地蔵 岳集落・嶽集落の入口付近にはお地蔵様(六地蔵)が立っています。 なぜ、ここに六地蔵がいるのか。 その理由が書かれた説明文が横に貼られていました。 「ここに昔からいたお地蔵様が行方不明になりました。昔からあったお地蔵様で、馬頭様のそばに一つだけあった大きなお地蔵様です。 (中略) この大きな1つのお地蔵様には昔から言われがあって、手を付けると、やけどをすると言われました。手を付けると怖いお地蔵様です。 今まで嶽部落は何もありませんでしたが、そのさわりで(平成)25年8月に嶽部落が大火事になったのかもしれません。また、災難があると困るので、「お地蔵様」是非、元の場所へ帰ってきてください。お願いします。」 2013年8月、放火による火災・大火事が発生 「お地蔵様が行方不明になったことで、2013年(平成25年)8月に岳集落(嶽集落)が大火事になったのかもしれない」ということが書かれていました。 この2013年8月に発生した火災について調べたところ新聞の記事を見つけました。 空き家放火容疑で26歳男逮捕 秩父署は二十九日、非現住建造物等放火の疑いで、住所不定、無職佐藤裕太容疑者(二六)を逮捕した。 逮捕容疑では、二十八日午後六時半ごろ、秩父市浦山の空き家に放火し、木造二階建て約百三十平方メートルを全焼させたとされる。署によると、「自殺するつもりで家に入って火をつけたが、燃え広がったのを見て怖くなって逃げた」と容疑を認めている。他の空き家二棟にも延焼し、いずれも全焼した。 (ついっぷる:あおね(@ysmr333)さんの投稿画像より引用) 「この火災は放火で、自殺をするために火を放った。でも怖くなって逃げた。」ということみたいです。自殺のために放火するとは身勝手も大概にして欲しいですね、何を考えているのだか...。 人がいなくなって廃墟や廃集落となっても、その場所や建物などは当時の生活を知る上で貴重な資料や遺産です。決して故意に荒らしたり壊してはならないものです。 探索する上でも気を使って、当時の残された状態を大切に守っていきましょう。 埼玉県秩父市「十二社神社」 続いて集落内にある「十二社神社」の様子をご紹介いたします。 十二社神社を写真撮影する 「十二社神社」 この神社は集落のすぐ隣に位置しています。 境内には、ご利益がありそうな樹齢数百年はあるであろう立派な杉の木が生えています。 これは何でしょう。 神社には詳しくないのでわかりませんが、御神体が入っているのでしょうか。 境内から岳集落方面を望む。 人気も無く、まったりとした雰囲気のよい場所でした。 「岳集落・嶽集落」と「十二社神社」の行き方について さて、冒頭でも簡単に触れましたが改めて「岳集落・嶽集落」までの行き方をご紹介いたします。 Googleマップにも岳集落の場所やアクセスするための道が載っていますので比較的行き易いと思います。 まず最初にアクセスルートの目印となる、埼玉県秩父市浦山202にある「日向公会堂」を目指してください。 日向公会堂に到着すると、北側に細い道(かろうじて車が1台通れるような道)があります。この道は南東の方角に伸びているのですが、この道を最後まで進むとお目当ての岳集落(嶽集落)に到着します。 道を進んでいくと、途中大きく開けた場所に「練馬区青少年キャンプ場」という小さめの看板が立っています。この看板が現れたら目的地はもうすぐです。右側に廃屋が見えてきます。 日向公会堂(Googleマップ) 練馬区青少年キャンプ場(Googleマップ) 岳集落・嶽集落跡(Googleマップ) なお、日向公会堂までは車が入れますが、それ以降の岳集落までは車で行くことはできません。途中から舗装されていない道に入りますので歩きやすい運動靴が必須となります。 日向公会堂から岳集落までの所要時間は徒歩で10分から15分程度です。 まとめ 岳集落にある廃屋は老朽化によりほとんどが崩れている、もしくは、崩れかけていました。ただ、どの家も立派な木造建築で広々とした造りになっていた様子が伺えました。残留品も少なく、急に人がいなくなったという感じはしませんでした。住人が高齢化して仕方なくこの土地を離れた感じだと思われます。 (探訪日:2017年某日) あわせて読みたい【秩父市周辺の廃集落】 石垣に生える青々とした苔が神秘的、埼玉県秩父市「茶平集落」 「栗山集落」 埼玉県秩父市、90年代を最後に人がいなくなった残留品のある廃集落 急斜面に建ち並ぶ廃屋郡、埼玉県秩父市「山掴集落」 熊の爪痕が残る廃集落、埼玉県秩父市「冠岩集落」 ダムの底に沈んだ廃集落、埼玉県秩父市「寄国土集落」 電気料金未払いの家が1軒あるだけの集落、埼玉県秩父市「有坂集落」 有名な“車のおもちゃ”を見に埼玉県飯能市「白岩集落」へ、まさかの野生動物と遭遇 新緑に包まれる有名廃村、埼玉県秩父市「小倉沢集落」(秩父鉱山/日窒鉱山/ニッチツ鉱山)

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多くの残留品が残る不思議な住宅廃墟郡、神奈川県横須賀市「田浦住宅街」

神奈川県横須賀市田浦の山の中に、現代的な住宅地の廃墟郡が存在します。 通称「田浦住宅街」。 1997年からこの辺り一帯を再開発する「湘南田浦ニュータウン」計画がありました。 しかし、住人たちが立ち退いた後、その再開発の計画が何らかの理由により中止に。 現在も、住宅だけがそのまま残り、誰もいないゴーストタウンとなっています。 ゴーストタウン「田浦住宅街」 田浦変電所近く、京急線と横須賀線が交差する辺りからハイキングコースを歩いていきます。 急傾斜地崩壊危険区域。 廃墟郡もこの区域に指定されています。 少しあるくと廃屋が現れ、道が二股に分かれています。 ここが今回の目的地「田浦住宅街」です。 ハイキングコース(梅林方面)にも廃墟、直進しても廃墟があります。まずは、直進コースから。 直進して右側に現れる階段を登ると、(1)と書かれた廃屋があります。 この数字は解体番号だそうで、各所に書かれていました。 ジョージアの缶コーヒー。 廃墟に行くと高確率で落ちているこのデザイン。 アパートの廃墟もありました。 蔦や藪が生い茂り行く手を阻んでいました。 このあたりから廃屋が段々と姿を現しました。 消火器が入っていた容器。 根元から引っこ抜かれています。 22番の家。 廃墟に行くとよくありますよね、こういう落書き。 一昔前の木造住宅の廃墟は見たことありますが、 このような現代的な住宅の廃墟はあまり見たことがありませんでした。 こちらの家は壁がなくなっており、中が丸見え状態。 調理器具がそのまま残っているのが分かります。 足元には食器も散乱しています。 21番の家。 防犯連絡所なのに玄関がオープン状態なのはマズいですね。 13番の家。 奥に井戸みたいなのが見えます。 見たら殺してください。 リヤカーのある家。 他の方が撮影した写真を見ると、この家にはファミコンがたくさん置きっぱなしになっているそう。 続いて、ハイキングコース方面の廃屋を見てみます。 藪の中でひっそりと佇む廃屋。 この家の住人が残していった本が散乱しています。 廃墟らしいですね。 本棚の上。 近くにはイノシシノでしょうか、罠が仕掛けられていました。 どうやら深夜早朝になるとイノシシノ姿が目撃されるようです。 こちらのお宅は見るも無残な姿に。 (暗いのでフラッシュ焚きました。) 道中で見つけた二輪車たち。 ボロボロになって横たわっていた自転車。 茂みの中には子供用自転車もありました。 蔦に絡まる2台の真っ赤なバイク。 なぜ、引越し先に持っていかなかったのでしょうか。 今回この廃墟住宅地を歩いてみて疑問に感じたのが、家財道具などの残留品がたくさん残っているという点。 まるで、ここ一帯が神隠しにでもあったように思えました。 ネットでも多くの疑問が残っている田浦住宅街。 今後、この場所はどのようになっていくのでしょうか。 (探索日:2016年12月) 立入禁止の規制について(2018年2月追記) 2017年4月26日より、田浦町4丁目・田浦住宅街一帯に立入禁止の規制がかかりました。現在、この場所に立ち入ることはできなくなっていますのでご注意ください。 なお、2018年より住居の解体工事が行われ、現在手続き中の「(仮称)湘南田浦メガソーラー事業」の工事が始まるようです。 立入禁止区域の詳細については横須賀市の公式サイト田浦町4丁目地域内の市道の一部通行止めについてをご確認ください。 あわせて読みたい【埼玉県秩父市周辺の廃集落】 埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落(嶽集落)」と「十二社神社」 石垣に生える青々とした苔が神秘的、埼玉県秩父市「茶平集落」 「栗山集落」 埼玉県秩父市、90年代を最後に人がいなくなった残留品のある廃集落 急斜面に建ち並ぶ廃屋郡、埼玉県秩父市「山掴集落」 熊の爪痕が残る廃集落、埼玉県秩父市「冠岩集落」 ダムの底に沈んだ廃集落、埼玉県秩父市「寄国土集落」 電気料金未払いの家が1軒あるだけの集落、埼玉県秩父市「有坂集落」 有名な“車のおもちゃ”を見に埼玉県飯能市「白岩集落」へ、まさかの野生動物と遭遇 新緑に包まれる有名廃村、埼玉県秩父市「小倉沢集落」(秩父鉱山/日窒鉱山/ニッチツ鉱山)

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新緑に包まれる有名廃村、埼玉県秩父市「小倉沢集落」(秩父鉱山/日窒鉱山/ニッチツ鉱山)

埼玉県秩父市の山奥に存在する廃村「小倉沢集落」は、秩父鉱山(通称:日窒鉱山/ニッチツ鉱山)と呼ばれる鉱山で働く人たちが全盛期には2000人ほど暮らしていたという集落です。 現在、鉱山そのものは稼動しているものの、使用されなくなった学校や住宅、店舗などが取壊されずにそのまま残っています。 また、2014年2月には大雪の影響で見るも無残に倒壊してしまった建物もありますが、そのまま放置されています。 埼玉県秩父市「小倉沢集落」 秩父市大滝にある滝沢ダムの方から細い坂道を上がり、車1台がやっと通れるようなトンネルを抜けると”ソレ”は突然姿を現します。 今なお現役で営業をしている「秩父鉱山簡易郵便局」。 この佇まいでも、こんな山奥でも、平日の9時から16時まで営業しています。 頭上には橋でしょうか?川を越えて鉱山施設の方へ繋がっています。 秩父鉱山。 株式会社ニッチツが運営しているため、日窒鉱山やニッチツ鉱山とも呼ばれています。 ブルーシートが被っている箇所は、大雪で倒壊した部分でしょうか。 以前はこの建物の手前にも別の建物があったようですが、雪で全壊したそうでここは撤去されていました。 上の場所から少し進むと、たくさんの廃墟が姿を現します。 この建物は、この集落”唯一”の商店。 割れた窓ガラスの隙間から失礼して。 中には、冷蔵ケースなどがあるのを確認できました。 商店の裏には住宅も。 落ちていた新聞の日付は 1989年(平成元年)4月18日 火曜日 でした。 この建物は公衆浴場。 公衆浴場の前を通る、小倉沢集落唯一の道。 公衆浴場の隣にはアパート。 新緑に囲まれて、なんていい雰囲気なのでしょうか。 こちらは集落の中でも見どころと言える社宅。 この建物の右側、残念ながら例の大雪で倒壊してしまいました。 今も倒壊したままの状態で残っていますが、なんとも無残な姿でありました。 現在、小倉沢集落の大部分がニッチツの管理下にあります。 以前は見学可能であった小倉沢小学校なども今では立入が許可されていません。 小倉沢集落を訪れる際は充分に注意し、関係各所に迷惑をかけないようにしましょう。 (探索日:2016年5月) あわせて読みたい【秩父市周辺の廃集落】 埼玉県秩父市、浦山ダム周辺の集落跡地「岳集落(嶽集落)」と「十二社神社」 石垣に生える青々とした苔が神秘的、埼玉県秩父市「茶平集落」 「栗山集落」 埼玉県秩父市、90年代を最後に人がいなくなった残留品のある廃集落 急斜面に建ち並ぶ廃屋郡、埼玉県秩父市「山掴集落」 熊の爪痕が残る廃集落、埼玉県秩父市「冠岩集落」 ダムの底に沈んだ廃集落、埼玉県秩父市「寄国土集落」 電気料金未払いの家が1軒あるだけの集落、埼玉県秩父市「有坂集落」 有名な“車のおもちゃ”を見に埼玉県飯能市「白岩集落」へ、まさかの野生動物と遭遇

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