道路&鉄路一覧

東京都奥多摩町日原、崖下に現る奥多摩工業の廃トロッコ

東京都西多摩郡奥多摩町、日原街道の日原トンネル西側出口に掛かる「登竜橋」。 この橋の下に以前使われていたトロッコの残骸と廃線跡が残っています。 以前ご紹介した奥多摩工業の無人トロッコとはまた別のトロッコで、同じ奥多摩工業ではありますが機関車による牽引型のトロッコです。 何故この場所にトロッコが放置されたままなのか不明ですが、以前から気になっていましたので行ってみることにしました。 登竜橋を渡りきったところにちょっとしたスペースがあり、橋の下に降りられる階段があります。 その階段を降りた先に今回の目的のトロッコが見えてきます。 階段を少し降りた場所から階段の降り口を見上げます。 秋や冬であれば、行く手を遮る雑草などはあまりありませんが、これからの時期は緑が生い茂り階段を降りるのが難しくなるようです。 トロッコ関連の残骸。 階段の脇にあるのですが斜面上にあるため近くまではいけませんでした。 廃トロッコを発見。 実はこのトロッコは階段を降りる前から見える位置にあります。 線路も残っています。 この先に橋があったのでしょうか。 この黄色いものはそれ関係のものなのか、わかりませんでした。 ふと、足元を見るとネジが散乱していました。 線路に刻まれた文字。 製造年を探してみましたが見つかりませんでした。 斜面に埋もれているのはトロッコの台車でしょうか。 車輪が黄色く塗られています。 さらに斜面を下るとそこにもトロッコがありました。 紛れも無くトロッコの台車です。 斜面を下ったところから見上げたところ、複数のトロッコが埋まっており、荷台も大きいことから間近で見ると結構な迫力がありました。 この様な廃トロッコを見るとワクワクしてくるのは何故でしょう。 埋もれている台車を見ていたところ車輪に<I>のようなロゴが刻印されているのを発見。 そして、近くのトロッコには銘板が貼られているのも発見しました。 先ほどのマークはどうやら岩崎レール工業株式会社のロゴマークのようです。 「製造昭和38年2月、製造番号13932、形式容量2 M3」と書かれています。 さて、先ほど「橋があったのではないか」と書いた場所ですが、その延長線上にトンネルがありました。 岩場に掘られたトンネル。 奥多摩工業の名前で立入禁止の看板があります。 中をのぞいて見たところ、線路はずっと奥まで続いており、現在は線路の上に足場を作って歩けるようになっていました。また、何やら機械が動作していてゴゴゴォという音が響き渡っていたので、現在でも何らかの作業に使用しているようです。 最後に階段を降りている途中に見つけたものを。 相当の月日が経っているであろうバイクのヘルメットが岩場に置かれていました。 (探索日:2017年3月) 奥多摩工業のトロッコと言えば、現在も現役稼働している「奥多摩工業 曳鉄線」の無人トロッコも走っています。こちらの記事もあわせてご覧ください。

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歩いて渡れる海底トンネル、神奈川県川崎市「川崎港海底トンネル(人道トンネル)」

神奈川県川崎市には千鳥町と東扇島を結ぶ、海底トンネル「川崎港海底トンネル(人道トンネル)」が存在します。 この海底トンネルは自動車が通れるのはもちろんのこと、全国でも数少ない“歩いて渡れる”珍しい海底トンネルで、歩行者用のトンネルは全長が約1965メートルとなっています。この長さは歩行者用の海底トンネルとしては日本一を誇っています。 元々は車道の非常通路として造られたそうですが、東扇島での就業人口が増えたため2004年に歩行者の通行が可能となったようです。 今回は、千鳥町から東扇島まで歩いてみました。 川崎駅から川崎市営バスが出ており料金は210円。 川崎港海底トンネルの最寄となる「東電前」で下車します。 バス停から少し歩くと「川崎港海底トンネル」と書かれた看板が見えてきました。が、ここは車道のトンネル入口です。人道入口は別の場所にあるので、もう少しだけ先に進みます。 上の交差点を渡ると人道入口の看板がありますので、道順に歩いていきます。 交差点から5分ほど歩いていくと、「ちどり公園」の近くに人道の入口が見えてきました。 こちらが「川崎港海底トンネル(人道トンネル)」の千鳥町側の出入口です。 「海底トンネル歩道入口」 海底へ続く入口。 階段の中腹に自動ドアがありました。 車道の排気ガスを歩道に入らなくするため、ドアをつけることでトンネル内の気圧を調整しているのだそう。 下まで降りると、先の見えない長い通路が姿を現しました。 通路内では一定時間ごとに「ここは歩行者専用通路です。自転車は降りて通行して下さい。」という自動放送が流れています。 たまに自転車とすれ違うだけで他に歩いている人はおらず、自動放送だけが響き渡っています。 ここの1日の平均利用者数は約100名程度だそうです。 10分ほど歩いた頃、上り階段が見えてきました。東扇島側に到着です。 東扇島側の出入口。 反対側にはあった「海底トンネル歩道入口」の表示はなく、標識だけが立っていました。 川崎市港湾局と書かれた、ここでしか見られない「歩行者専用道路標識」。 右側の上部が青くなっている建物が管理棟です。 出入口はそのたもとにあります。 東扇島の港からの景色。 写真中央に、上で紹介した管理棟と同じような建物が見えますが、あれが千鳥町側の出入口です。あの場所から海底に入り、今回、ここまで歩いてきました。 アクセス JR川崎駅から川崎市営バスが出ています。 千鳥町から歩く場合は「東電前」で下車。 東扇島から歩く場合は「東扇島北公園入口」で下車。

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飯能市道 旧・東京都道・埼玉県道28号(青梅飯能線) 廃道と畑トンネルの探索

東京都青梅市と埼玉県飯能市を結ぶ「東京都道・埼玉県道28号(青梅飯能線)」 県道から飯能市道になり、現在は使われていない廃道となっている区間があります。 この区間には「畑トンネル」という廃トンネルもあり、一部で有名なトンネルとして知られています。 現在この廃道は車両の通行はできないものの、徒歩であれば通行することが可能です。 今回は青梅市側からスタートしました。 入口には「車両通行止」の看板がありますが、「全面通行止」ではありません。 進むとすぐ速度制限標識が立っていました。が、上部がありません。 そしてアスファルトには廃道らしく苔が生えていました。 しばらく歩くと、また速度制限標識がありました。 こちらは廃れて地面に落下していました。 ポールの途中からポキっと折れてしまったようです。 今度は草むらにとけこむ道路標識。 ここにも道路標識。 スタート地点から5分くらいでしょうか。 次第に草木が多くなってきました。 今までの通りとはうって変わり、人ひとりが通れるくらいのスペースになると遠くにトンネルが見えてきました。 これが「畑トンネル(はたとんねる)」です。 一部では心霊スポットと言われているようですが、そんな気配は全くありませんでした。 トンネルを抜けた先には「畑トンネルの歴史」と書かれた看板が立っています。 明治時代に作られた埼玉県で初となるレンガ巻のトンネル。 見ごたえがありました。 トンネルの中から来た道を振り返る。 青梅側はこんな感じで草木を掻き分けないと通れませんでした。 ここまでの所要時間は10分くらいだったでしょうか。 畑トンネルを最後に、廃道区間が終了しました。 最後に、スタート地点に戻ります。 最初の柵の後ろを振り返ると当時の名残である標識が残っていました。 (探訪日:2016年5月)

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